• 監督:ジェームズ・ボビン
  • 製作国:アメリカ/字幕
  • 日本での公開日:2016年07月01日
  • 鑑賞方法:映画館・劇場
  • 鑑賞場所:イオンシネマ弘前(2D)
  • ジャンル:ファンタジー
  • おすすめ度:★★☆
  • 個人的に好き度:★★☆

陸奥新報 映画散策記事

 2010年の「アリス・イン・ワンダーランド」公開から早6年。続編にあたる本作は「時間」がテーマだ。原作は「鏡の国のアリス」となっているが、実際ほとんどオリジナル作品と言っていい。
 前作同様ストーリーは、現実逃避したアリスがワンダーランドへ迷い込むところから始まる。大人になったアリスは仕事の上司からのパワー・ハラスメントを受け、逃れるように鏡をくぐり抜ける。ワンダーランドへたどり着くも、特に仲の良いマッドハッターは、過去を悔やむあまり瀕死の状態にあった。アリスは死んだはずの彼の家族を探すため、過去へと旅立つ―。
 前作の監督はティム・バートンだったが、今回はジェームズ・ボビンにバトンタッチしている。ダーク・ファンタジーやブラック・ユーモアを得意とするバートン監督に比べると、ボビン監督は抑え気味。ダークな要素が若干和らいでいる。
 「過去は変えることができない」という原則を設け、タイムトラベルによるバタフライ・エフェクト(些細なことが引き金となって、徐々に大きな現象へと変化すること)を回避していた。そのためすんなり入り込めるストーリーにはなっていたが、代わりに各キャラクターが立たず、物語が一本調子になってしまった感がある。バートン監督だったら、どんな演出にしてくれただろうか。
 ただし、女性差別やパワハラといった現代にも通じる問題を、前作に引き続き取り上げていた点は評価したい。

2016年07月30日付 陸奥新報掲載 (船)

雑 記

段々と劣化しつつあるジョニデ…。