- 監督:ジム・ジャームッシュ
- 製作国:アメリカ/字幕
- 日本での公開日:1995年12月23日
- 鑑賞方法:DVD〈購入(中古品)〉
- ジャンル:その他
- おすすめ度:★★★★☆
- 個人的に好き度:★★★★★
雑 記
ジョニー・デップの離婚がニュースになっていたので、『ラム・ダイアリー』(デップとアンバー・ハードが共演、2012年)にしようか迷った。
が、今回はジム・ジャームッシュ監督の『デッドマン』。全編モノクロ映像で、ニール・ヤングの即興演奏をBGMにした作品である。
舞台は19世紀のアメリカ。冴えない男のビル・ブレイク(ジョニー・デップ)は、会計士の仕事を求めて西部のマシーンという町にやってきた。しかし職にはありつけず、知り合った娼婦セルの色恋沙汰に巻き込まれる。セルはビルを庇って死に、彼も一命を取り留めたものの重傷を負う。濡れ衣で殺し屋たちに追われる彼は、ネイティブ・アメリカンのノーボディに助けられ……。
イギリスの詩人ウィリアム・ブレイクのオマージュ作品とも言える。ノーボディはビルをウィリアム・ブレイクであると思い込むし(ビルはウィリアムの略称)、至る所で詩が引用される。小舟で川を下るビルの姿は、ポエジーそのものだ。
(2016年6月30日発行『俳句鼎 妙』第26号に掲載)
『妙』では文字数が少なくて書けなかったのだが、この作品DVDが一時期絶盤になっていて、オークションサイトでも高値がついていた。
そんな時代、美しいジョニデをみたいあまりに、他製品と抱き合わせで売られていた中古DVDをなんとか落札してホクホクしていたのは私です(笑)
私の持っているDVDは、驚きの2チャプターしかありません。
121分なのに、前半後半を分けるだけの2チャプター…。
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