• 監督:ブルース・ロビンソン
  • 製作国:アメリカ/字幕
  • 日本での公開日:2012年06月30日
  • 鑑賞方法:映画館・劇場
  • 鑑賞場所:シネマヴィレッジ8・イオン柏
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • おすすめ度:★★★★
  • 個人的に好き度:★★★★☆

陸奥新報 映画散策記事

 本作に関してはジョニー・デップ様々と言いたい。彼の働きがなければ、本作は映画化どころか、原作の小説も日の目を見ることはなかっただろう。
 ハンター・S・トンプソンの小説が原作となった映画「ラスベガスをやっつけろ」(一九九八年製作)の準備期間中、デップはトンプソン家で、偶然「ラム・ダイアリー」の原稿を掘り出したのだ。一九六〇年代に書かれお蔵入りになっていた原稿は、デップの勧めで間もなく出版され、映画化へと動き出す。
 ハンター・S・トンプソンはベトナム戦争の影響で混乱していたアメリカを、捨て身で取材した伝説的ジャーナリスト。自らを「ゴンゾ(GONZO)」と呼んだ彼は、大酒を飲みドラッグにも手をだす、ジャーナリストの常識から大幅にズレた男だった。二〇〇五年、拳銃自殺。デップは大親友トンプソンの死をのりこえ、本作を完成させた。
 「ラスベガスを~」に引き続き、デップはトンプソン自身を思わせる記者ポール・ケンプを演じる。やはりトンプソンの作品ということもあって、いきいきと演じていた。監督・脚本のブルース・ロビンソンは、長らく監督業から離れていたそうだが、作品全体のテンポもよく、小ネタの一つ一つに唸らされた。ヒロイン役のアンバー・ハードはとてもエロティック。プエルトリコという舞台も、景観だけでなく政治的な意味合いとしても面白い。
 ぜひゴンゾ・ジャーナリズムを体感してほしい。

(船)

雑 記

ジョニー・デップがアンバー・ハードと出会っちゃった作品。