• 監督:ティムール・ベクマンベトフ
  • 製作国:アメリカ/字幕
  • 日本での公開日:2012年11月01日
  • 鑑賞方法:映画館・劇場
  • 鑑賞場所:イオンシネマ弘前
  • ジャンル:アクション
  • おすすめ度:★★
  • 個人的に好き度:★★

陸奥新報 映画散策記事

 アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの名前を知らない人はいないだろう。彼は、貧しい農家の出身でありながらも国のトップに立ち、奴隷解放・国家統一の偉業を成した、アメリカの英雄である。
 「リンカーン/秘密の書」は、もしその彼が裏でヴァンパイアハンターとして暗躍していたら、という仮定のもと繰り広げられるアクション作品だ。原作となった小説「ヴァンパイアハンター・リンカーン」の著者セス・グレアム=スミス自ら脚本を書き、二面性のある大統領の姿を描きだしている。ヴァンパイアに殺された母の恨みを晴らすため、斧を武器に立ちまわる若きリンカーン。そのうちヴァンパイアが奴隷制度を牛耳っていることに気づいた彼は、政治の世界へ足を踏み出していく――
 リンカーン役はベンジャミン・ウォーカー。特殊メイクで50歳の姿になった彼のシルエットは、まるでリンカーンが乗り移ったかのようだった。監督に「ウォンテッド」(2008)のティムール・ベクマンベトフ。ショットごとのスピード感・テンポが独特で、スローモーションをかけるタイミングも面白い。映像効果のせいで無骨な斧という武器が、なんともスタイリッシュに見えるのだから不思議だ。セス・グレアム=スミスも、「ダーク・シャドウ」(2012、ティム・バートン監督)に引き続き本作が脚本2作目。将来が楽しみである。
 リンカーンについておさらいしてから観てほしい映画。

(船)

雑 記

周りでは賛否両論。オノが地味かも。