• 監督:マシュー・ヴォーン
  • 製作国:アメリカ/字幕
  • 日本での公開日:2011年06月11日
  • 鑑賞方法:DVD〈TSUTAYAなどからレンタル〉
  • ジャンル:アクション
  • おすすめ度:★★★★★
  • 個人的に好き度:★★★★★

雑 記

X-MENシリーズ自体、しばらく観ていなかったのもあって、本作にも長らく手を付けないでいたのですけど。
本作の監督はマシュー・ヴォーン。同監督作の『キック・アス』は大好きだし、(一度くらいは…)と思い立ってDVDで鑑賞。
案の定、ハマりました。心を鷲掴みにされ、数日興奮状態に陥るはめに。

 

テレパス能力を持つプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア教授。そして金属を操るマグニートーことエリック・レーンシャー。この因縁の2人の出会いから、決別に至るまでを見事に描いています。

敵とする人物(クラウス・シュミット、またの名をセバスチャン・ショウ)が同じということで手を組んだチャールズとエリックは、次第に友情関係を築き上げていきます。X-MEN達はマイノリティの集まりであるせいか、早い段階から仲間意識が芽生えたようでしたが、2人の関係性は別格でした。
裕福な家庭で育ち、ミスティークことレイブンを義妹として側に置いたチャールズ。母親をナチスのシュミットに殺され、ナチ・ハンターとして復讐に生きてきたエリック。通った道は違えど、目的は同じ。「仲間たちを助けたい」という想いが、2人の共通意識でした。

実はこの作品、製作陣も「チャールズとエリックの悲恋物語だ」と豪語するほどのブロマンス(当方未確認、Blu-rayの特典映像に収録されているらしい)。もとい、下手するとブロマンスすら超えているかもしれない。
ミスティークやビースト、カメオ出演のウルヴァリンなど他にも魅力的なキャラクターが出てくるのですが、やはりかの2人が気になってしまう…。

 

作品自体、シリーズ最高の出来でしょう。
ナチスの台頭や、キューバ危機などの歴史を巧みに交え、あたかも実際にX-MEN達が存在しているように思わせる手法。
ハリウッド映画だからといって、ロシア語を話していた登場人物が途中から英語を喋り出すこともなく、広い世界を想起させられました。

 

ところで、本作のエンディングテーマであるTake Thatの“Love Love”について。映画の内容にぴったり合った名曲なのですが、やはり悲恋物語だからなのか、チャールズとエリックの関係性に当てはめるしかないような気がします。

理解のため日本語訳を探したのですが、個人で訳したものしか見つかりませんでした。昔と違ってCDが売れない時代なので、洋楽CDは輸入盤ばかりになっているのかもしれません。輸入盤のみ、もしくはiTunesなどでのデータ販売だと和訳は行われず、結果リスナーが苦戦しているのだと知ってしまい…。

そのため今回、“Love Love”を自力で訳してみました。素人なのに意訳ばかりで申し訳ありません。
“Love Love”は、エリックからチャールズへの想いを歌った内容だという意見があるらしいのです。確かに、1番は間違いなくエリック視点。しかし2番は、チャールズの心情と合致するはずです。


“Love Love”(和訳)
Take That

 (エリック パート)
俺を約束の地から 現実へと引きずり落とすおまえ
真っ当な目的のため 俺達は地球の核へ触れるのに
おまえは父や母のような人間になれないって 分かるだろ?
聞いてるのか?

この世界の俺達には 時間がない
時は無情に過ぎ去っていく
俺達にはもう 猶予がないんだ
奴らから未来を奪われる日が 迫っている

お前の心を感じさせろよ
そして愛を 愛をくれ
愛を 愛をくれよ
全てを俺に
お前の本心を教えろよ
そして愛を 愛をくれ
愛を 愛をくれ
俺の欲しがるものをくれよ 俺に

(チャールズ パート)
僕達は君を 母なる地から現実世界へと連れ戻すよ
神々の座から人の子に至る ファーストクラスの旅路さ
人類の進化への搭乗口に立ってるくせに 君は理解してない
何故分からないんだ?
〈分かってくれよ!〉

この現世の僕達には 時間がない
時の流れが早すぎるんだ
僕達のタイムリミットが迫ってる
彼らが未来を奪おうと 近づいてきてる

君の心を感じさせてよ
そして愛を 愛をくれ
愛を 愛をくれよ
全てを僕に
君の本心を話してよ
そして愛を 愛をくれ
愛を 愛をくれ
全部僕にくれよ
君の心に触れさせてよ
そして愛を 愛をくれ
愛を 愛をくれよ
全てを僕に
君の本心を教えてくれよ
そして愛を 愛をくれ
愛を 愛をくれ
僕の欲しがるものをくれよ 僕に

(エリック&チャールズ パート)
この世界の僕(俺)達には 時間がない
月日はすぐに過ぎ去っていく
僕(俺)達には もう後がないんだ
彼らが未来を奪おうとする その前に

お前の心を感じさせろよ
そして愛を 愛をくれ
愛を 愛をくれよ
全てを俺に
お前の本心を教えろよ
そして愛を 愛をくれ
愛を 愛をくれ
全部俺にくれよ
君の心を感じさせてよ
そして愛を 愛をくれ
愛を 愛をくれよ
全て僕にくれ
君の本心を話してよ
そして愛を 愛をくれ
愛を 愛をくれ
僕(俺)に全部くれよ 僕(俺)に


どうもPV映像を観ていると、Take Thatのゲイリー・バーロウ(1番をメインで歌っている)がエリック役、マーク・オーエン(2番をメインで歌っている)がチャールズ役の様なのです。言われてみれば、顔が似ていなくもない…?
ラストは2人でデュエットといったところでしょうか(笑)

 

2番の“This is a first class journey from the Gods to the son of man”という部分、なんで神が複数形なのか悩んだのです。
1番の“the promised land”は旧約聖書に記されている言葉なので、唯一神でないとおかしいのでは? と考えました。
そのため、エリック達が神のような存在になろうとしているのを、チャールズ組が止めようとしている構図ではないかと。

面白い表現だと思ったのは2番の“a first class journey”と“the gates of human evolution”。first class は映画の原題(X-Men: First Class)にもなっていますが、飛行機のファーストクラスと引っ掛けているようです。
次の行の the gates は「門」「扉」などとも訳せるようですが、辞書に「(空港の)搭乗口」とも書いてあったので、BINGO! とほくそ笑みました。

 

以下に歌詞の原文も掲載します。


“Love Love”
Take That

You bring me right back down to the earth from the promised land
We’re getting close to the center of the earth with an honest plan
You’ll never be your mother or your father do you understand
Do you understand

We don’t have too much time here
And time it travels far too fast
We’re not too far we’re down here
Before they take it from our hands

Why don’t you teach your heart to feel
And give you love love
Give you love love
Give it all away
Why don’t you teach your heart to talk
And give you love love
Give you love love
Give me give me what I need

We’ll take you right back down to the earth from the mother land
This is a first class journey from the Gods to the son of man
You’re at the gates of human evolution don’t you understand
Why don’t you understand
Understand

We don’t have too much time here
And time it travels far too fast
We’re not too far we’re down here
Before they take it from our hands

Why don’t you teach your heart to feel
And give you love love
Give you love love
Give it all away
Why don’t you teach your heart to talk
And give you love love
Give you love love
Give it all away
Why don’t you teach your heart to feel
And give you love love
Give you love love
Give it all away
Why don’t you teach your heart to talk
And give you love love
Give you love love
Give me give me what I need

We don’t have too much time here
And time it travels far too fast
We’re not too far we’re down here
Before they take it from our hands

Why don’t you teach your heart to feel
And give you love love
Give you love love
Give it all away
Why don’t you teach your heart to talk
And give you love love
Give you love love
Give it all away
Why don’t you teach your heart to feel
And give you love love
Give you love love
Give it all away
Why don’t you teach your heart to talk
And give you love love
Give you love love
Give me give me what I need